加盟団体・個人


エミール学院

東京都府中市☆ 小・中・高を対象に夫婦(夫・21年間私立中高講師経験、英・数・国・社  教員免許、妻・英検1級優良賞)だけで5教科を指導。

★ 試験対策だけの学習塾から、人を育てる人間塾へ、脱皮を図っています。

☆ 地元の小中高生に廉価(小4500円~、中6,500円~、高7500円)で、学校の 勉強の補習以外に、自分を発信できる、有意な人作りを目指します。

☆ 私達の著書:「知ってるつもりの親知らずー子供に負けない3D作戦」「楽しい英会話」「子どもが10歳になるまでに、親はコレさえすればよい」

 

地域新聞の発行

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木田橋学院

住所  神奈川県 川崎市中原区 宮内4丁目24-52 


電話  044-755-7762

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(一社)つくし学園

 学童寮・フリースクール

 

 寮生活を通じて生活改善するところです。

規則正しい生活、基本的生活習慣の定着、つまずいたところから学習。

高校卒業資格の取得。

 ここへ来たら、もうひきこもりではありません。 

農作業や学習、地域の清掃など様々なプログラムを通じて自分自身を見直します。

人と人の関わりを大切にし、自分の特性を磨き、自立・社会参加への土台をつくります。

 

ホームページ https://tsukushigakuen.com

 

 

 

 

 

 

¥36,000


NESげんこつ

埼玉県

080-3412-5698 
 http://www.gennkotu.net/

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教育再生会議の大学入試改革案

 

テーマ: 教育再生実行会議の大学入試改革案をめぐって

 

木村 この提言にある「達成度テスト」については、高校の定期テストや成績簿との兼ね合いはどうなるのか疑問に思った。

マスコミ報道によれば、「点数主義から人物本位の入試への転換」ということだが、

多様であるべき人物像を評価して選抜するという発想自体がまちがっていると思う。

この提案の背景には、企業が求める人材が大学で育っていないという問題があるのではないか? 各企業の求める人物像をネットで調べたところ、会社によってずい分違うことがわかった。全般的には、グローバル社会を生き抜く人間が必要とされているのだろう。

私は今の若者に最も欠けているのは「問題意識の未発達」だと考える。それはさまざまな体験から培われるものだから、ボランティア活動を入れるのはいいと思う。埼玉県の全中高生が行っている3日間の職場体験学習も評価している。

結論として私が考える大学入試改革は、*受験資格として、たとえば100時間のボランティアやアルバイト体験、100冊出した中から10冊の本を選んで評論文を書く、あるいは高校レベルの学位を取る研究論文の作成などを課す。*その上で知識量や情報処理能力をペーパーテストによって測るというのがよいのではないかと思う。

小林 教育再生実行会議はこれまでに4回提言を出している。いじめ対策、教育委員会改革、大学教育のありかた、そして今回の「高校教育と大学教育の接続・大学入学者選抜制度のありかた」は4つ目だ。その内容は2種類の「達成度テスト」を行うというもので、

1つは高校在学中に複数回の基礎レベルのテストを行い、卒業資格にはしないが、高校が指導改善に役立てる。もう一つは発展レベルのテストで、成績は点数ではなく、段階別に

ランクで表示し、大学はそれを入学者選抜に利用する。さらに各大学では、面接、論文、高校時代の活動内容(部活やボランティアなど)と合わせてそれぞれのアドミッションポリシーに従って入学者を選抜し、独自の学力試験を実施する場合も、知識偏重にならないようにと提言している。「人物本位」という言葉は全く使っていないのだが、それはマスコミが言い出して、一人歩きしている。具体的な内容や方法は中教審に丸投げしている。

 要するにこうした提言は、「国家のためにどういう人材を育てるか」という視点しかない。

国がやることの限界。ちなみにメンバーの中に教育学者は一人もいない。

 なぜいま入試を変える必要があるのかと言えば、グローバル化の大きな波が押し寄せ、このままでは日本は沈没してしまうという危機感からであろう。1点刻みがいけないというのであれば、今のセンター試験を10点ずつなどのランク別にすればすむことだ。

 インターナショナリズムとナショナリズムの間で揺れ動いているのが見て取れる。

木田橋 今の日本はアメリカのいいなりになっている。独自の考えを持って説得し、行動できる国になるべきだと思うが、教育においても自分の考えを持てるようにすべきだ。

英語の場合だと、文法を教え込むよりも英文を暗記させてそれを使えるようにする。テストは、英語に限らず自分で考えて書かせる問題にすべきだ。

現在私は塾で英語で授業をしている。最初は果してわかるか、ついてこれるか心配だったが、生徒たちはむしろ喜び、何を言ったか聞いてみると、80%は当たっている。

大沢 私の塾ではグローバルクラスを作った。今のところ高校2・3年生4人だが、どんどん討論させていて、それがとても面白い。学科の勉強は苦手な生徒ばかりなのだが、自分の興味あるテーマとなると積極的に調べたり考えたりして、活発に発表する。進路もそれに関連する分野を選び、大学や専門学校に合格できた。

岡嶋 人間には考える力が自然に備わっているのだと思うが、親の過干渉でそれが摘み取られてしまう例を幼稚園でいっぱい見てきた。考える力は体験とともにしか育たないと思う。

早川 私は企業が求める人材を大学で育てる必要はないと思う。日本では産学連携が重視されたりしているが、欧米ではリベラルアーツ教育が重要視されているように思う。これはどんな仕事をしようと土台となる人間形成が肝要ということで、日本ではICUなど一部の私学で取り組んできた。日本の企業人は、外国人を相手に仕事の話はできても、会食のときの話題に入れないとよく聞くが、こんなところにも原因があるのではないか?

 大学入試は、個々の大学が教育方針を打ち出し、それに合っていると思う学生が応募する。大学側はそれぞれの方針や教育理念に沿って論文や面接、討論、筆記試験などによって選抜する。その際木村さんが提案なさった受験資格を課すのもいいと思う。一定程度の学力は必要だろうから、基礎的な共通テストは行う。これを10点毎のランク付けなどにするとかえって不公平であいまいなものになりそうだから、私は別に1点きざみでいいと思う。高校在学中に複数回受けるという「達成度テスト」は木村さんもご指摘のように、

今よりさらにテストがいっぱい増えて先生も生徒も大変だし、あまり意味はないと思う。

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